- 外直筋は、Z軸を中心に(((外ひき)))
- 内直筋は、Z軸を中心に(((内ひき)))
- 上直筋は、X軸を中心に(((上ひき)))、Y軸を中心に(((内まわしひき)))、Z軸を中心に(((内ひき)))
- 下直筋は、X軸を中心に(((下ひき)))、Y軸を中心に(((外まわしひき)))、Z軸を中心に(((内ひき)))
- 上斜筋は、X軸を中心に(((下ひき)))、Y軸を中心に(((内まわしひき)))、Z軸を中心に(((外ひき)))
- 下斜筋肉は、X軸を中心に(((上ひき)))、Y軸を中心に(((外まわしひき)))、Z軸を中心に(((外ひき)))
- 骨格系は(((黄紋筋<随意筋>)))である。
- 筋系と骨格系を合わせて(((運動器系)))ともいう。
- 典型的な骨格筋は紡錘形をしており、(((筋頭)))、(((筋腹)))、(((筋尾)))からなる。
- 神経と筋の接続部である(((運動終盤<神経節接合部>)))では、(((アセチルコリン)))により神経から筋へと興奮が伝えられる。
- 頭の筋は浅い層に、(((顔面筋<表情筋>)))、深い層に(((咀嚼筋)))がある。
- 顔面筋は(((皮膚)))につき、(((顔面神経)))により支配されている。
- 咀嚼筋は(((下顎骨)))につき、(((三叉神経)))により支配されている。
- 胸鎖乳突筋は(((胸骨)))と(((鎖骨)))から起こり、(((乳様突起)))につく。
- 舌骨上筋群は主に(((舌骨)))と(((下顎骨)))を結び、舌骨下筋群は(((舌骨)))と(((胸骨)))や(((肩甲骨)))を結ぶ。
- 呼吸を行うためには(((肋間筋)))、(((横隔膜)))が必要である。
- 骨質は(((緻密)))質と(((海綿)))質に分けられる
- 骨の外部は非常に硬いが、内部の空所は(((骨髄)))という軟らかい組織で満たされる
- 骨髄には造血に関わる(((赤色)))骨髄と中性脂肪の貯蔵を行う(((黄色)))骨髄の2種類がある。
- (((骨端軟骨)))は骨髄の長さの成長に、(((骨膜)))は骨の太さに関与している。
- 骨化(骨が形成される過程)には、(((付加)))骨と(((置換)))骨の2種類が存在している。
- 破骨細胞は(((骨吸収)))に、骨芽細胞は(((骨形成)))に働く。
- 脳頭蓋は(((脳)))の保護に働く。
- 顔面頭蓋の特徴は(((感覚器)))の入り口の穴が空いていることである。
- 頭蓋冠の骨の発生は(((膜骨化)))である。
- 前頭骨と頭頂骨の間には(((冠状縫合)))、左右頭頂骨の間の縫合には(((矢状縫合)))、頭頂骨と後頭骨の縫合を(((ラムダ縫合)))という。
- 幼児期に見られる頭蓋部の未骨化を(((泉門)))という。
- (((三叉神経)))は上眼窩裂、正円孔、卵円孔を通る。
- 視神経を通す孔を(((視神経管)))、内耳神経を通す孔を(((内耳孔)))という。
- 耳中隔は鼻腔を左右に分ける。これは鼻骨などの骨、および軟骨から構成されている。
- 人体の背側には、(((脊柱)))が存在し、脊髄の保護に働く。
- 各椎骨の間には(((椎間円板)))が存在し、脊髄の保護に働く。
- 第一頸椎と第二頸椎は(((車軸関節)))を作る。
- 脊柱は34個の(((椎骨)))からなり、それぞれ、頸椎(((7)))個、胸椎(((12)))個、腰椎(((5)))個、仙椎(融合して仙骨)(((5)))個、尾椎(融合して尾骨)(((5)))個からできている。
- 椎骨は(((椎体)))と(((椎弓)))からなる
- 椎弓からは(((棘)))突起、(((横)))突起、(((上関節)))突起、(((下関節)))突起、の4つの突起が突出している。
- 椎体と椎弓の間には(((椎孔)))と呼ばれる空間がある。
- 椎孔が重なってできた管(脊椎管)を(((脊髄)))が通る。
- 胸郭は、(((胸骨)))、(((肋骨)))、(((胸椎)))からなる。
- 胸骨は(((胸骨柄)))と(((胸骨体)))からなる。
- 上肢の骨には(((鎖骨)))、(((肩甲骨)))、といった上肢帯骨と、上腕骨などといった(((自由上肢骨)))とに分けられる。
- 暁骨<とうこつ>、尺骨は(((前腕)))の骨である。
- 脛骨、腓骨は(((下腿)))の骨である。
- 指骨は、(((基節骨)))、(((中節骨)))、(((末節骨)))に分けられる。
- 寛骨は、(((腸骨)))と(((ひ骨)))と(((坐骨)))が融合している。
- 骨盤は(((寛骨)))、(((仙骨)))、(((尾骨)))、(((第5腰椎)))で作られる。
- 骨盤の下部の(((小骨盤)))には、直腸や膀胱、生殖器が入っている。
- 股関節は(((大腿骨)))の間の関節、膝関節は(((脛骨)))の間の関節である。
- 角膜の構造
強膜とともに外膜を構成し、外膜前方の(((1/5)))を占める。
5層 (((角膜上皮)))、(((Bowman膜)))、(((角膜実質)))、(((Desmet膜)))、(((角膜内皮))) からなる- 眼球の形を保持
- 光を屈折させ、眼球に光を導く
- (((血管)))がないため無色透明→涙液から栄養をもらう
- 角膜が結膜や強膜に移行する部位を(((角膜輪部)))という
- 眼球の形を保持
- 角膜の病態
- 組織欠損
- (((点状表層角膜症)))
- (((角膜びらん)))
- (((角膜潰瘍)))
- (((点状表層角膜症)))
- 角膜の混濁
- (((角膜実質炎))) ---(((角膜実質)))の混濁
- 角膜浮腫---角膜内皮の障害→(((水疱性角膜症)))
- (((角膜実質炎))) ---(((角膜実質)))の混濁
- (((角膜新生血管 パンヌス )))
- 沈着物
- (((老人環)))
- (((カイザーフライシャー輪)))(((Wilson))) 病
- (((フライシャー輪)))(円錐角膜)
- (((老人環)))
- 形態の異常
- (((小角膜)))
- (((巨大角膜)))
- (((扁平角膜)))
- (((円錐角膜)))
- (((小角膜)))
- 角膜感染症
- (((細菌性角膜潰瘍)))(細菌感染)
- (((角膜真菌症)))(真菌感染)
- (((単純ヘルペス角膜炎)))(ウィルス感染)
- 上皮型・・①(((樹枝状角膜炎)))
症状:(((角膜知覚低下))) 治療:(((アクシロピル眼軟膏)))点入:禁忌:(((ステロイド点眼))) - 実質型・・・②(((円板状角膜炎)))、③(((壊死状角膜炎)))、④(((角膜ぶどう膜炎)))
- 上皮型・・①(((樹枝状角膜炎)))
- (((帯状ヘルペス角膜炎)))(ウィルス感染)
- (((アカントアメーバ角膜炎)))(原生動物)
症状:(((虹彩毛様体炎))), (((続発性緑内障)))、(((上強膜炎)))、(((外眼筋麻痺)))、(((視神経炎)))
- (((細菌性角膜潰瘍)))(細菌感染)
- 角膜の腫瘍
- (((角膜膜輪部デルモイド)))
- (((ゴールデンハー症候群)))--(((角膜類皮嚢腫)))+(((福耳)))+(((耳痩孔)))
- (((角膜膜輪部デルモイド)))
- 角膜移植術
(((水疱性角膜症)))、(((角膜白斑)))、(((円錐角膜)))、(((角膜変性)))、(((角膜ヘルペス)))、(((角膜潰瘍- 穿孔)))
- 組織欠損
=====
2-1. 組織欠損
a)(((点状表層角膜症)))
角膜上皮細胞の最上層が欠損。(((フルオレセイン)))生体染色により検査。
b)(((糸状角膜症)))
変性し剥離した角膜上皮細胞が涙液層のムチンとよじれて糸状に伸びた状態
c)(((角膜びらん)))
上皮層の基底細胞まで欠損
d)(((角膜潰瘍)))
障害部位が基底膜を超えて角膜実質に及ぶ。感染(ヘルペス、細菌、真菌、アメーバ)が主たる原因だが異常な自己免疫反応、酸やアルカリが眼に入って起こる場合、糖尿病や神経系の腫瘍などで角膜の知覚神経が障害されて起こる場合などさまざま。
さらに進行すると・・・
→(((デスメ瘤)))…潰瘍がデスメ膜に達する。痛い(眼球破裂一歩手前)
→(((穿孔 せんこう)))…角膜に穴が開く
2-2. 角膜の混濁
a)(((角膜実質炎)))・・・(((角膜実質)))の混濁
炎症細胞の浸潤、斑痕、沈着物などにより角膜実質が混濁する状態。
図はヘルペス性角膜実質炎。混濁&新生血管が見られる。
(((炎症細胞)))・・・梅毒やウイルスなど
(((瘢痕)))・・・角膜実質のコラーゲン繊維の廃校の乱れによる
(((沈着物)))・・・アミロイド、ヒアリン(角膜ジストロフィ)、リン酸カルシウム(帯状角膜変性)
b)角膜浮腫(角膜内皮の障害)
角膜厚が増し、角膜のびまん性混濁が生じる→(((水疱性角膜症)))
角膜の水分調整を行っている角膜内皮細胞が障害されると、前房水が過剰に角膜に侵入し、角膜に水分がたまり、角膜が厚くなり、すりガラス状に混濁する。
※実質の深層に炎症や浮腫があると、デスメ膜のひだが生じる。
2-3. (((角膜新生血管 パンヌス )))
結膜or角膜疾患で新生し、輪部から角膜表層に侵入した血管のこと
結膜が角膜表面に侵入したときも角膜表層に血管侵入が見られる
実質の強い炎症の結果、角膜深部に新生血管が侵入することも。
2-4. 沈着物
a)(((老人環)))
角膜輪部にみられる灰白色のリング状の混濁。老人性変化。
脂質沈着によると言われる。症状はなく、治療の必要はない。
b)(((カイザーフライシャー輪)))(((Wilson))) 病
(((Wilson)))病時、輪部の角膜デスメ膜内に幅1~2mmの緑褐色の着色
(銅の着色)ができる。体内の銅の蓄積が多いことを反映。
※(((Wilson)))病とは…別名:肝レンズ核変性。体内に銅が蓄積することにより、
脳・肝臓・腎臓・眼などが冒される病気。銅沈着、肝硬変、脳変性を起こす。
c)(((フライシャー輪)))(円錐角膜)
円錐角膜時、上皮の輪状の黄褐色の色素新着
が見られる。ヘモジデリンの沈着。
ヘモグロビン由来の黄褐色あるいは褐色の顆粒状あるいは
結晶様の色素であり鉄を含む。
d)その他の沈着
(((帯状角膜変性)))…カルシウム沈着
※この他、脂肪沈着、メラニン色素沈着、
角膜血液染色(ヘモジデリン沈着)、金、銀沈着などがある。
2-5. 形態の異常
a)(((小角膜))) microcorea
先天異常として角膜径の異常を示す
※この先天異常はしばしば両眼性で、微小水晶体と合併する。
眼瞼裂は正常である。軸性近視と合併することもある。
b)(((巨大角膜))) megalocorea
伴性劣性遺伝、またはアクセンフェルド症候群に見られる。
角膜直径は(((12)))mm以上で、角膜厚や眼圧は正常である。
c)(((扁平角膜 )))flat corea
角膜の曲率が(((43)))ジオプトリー以下のとき扁平角膜と呼ばれる。
d)(((円錐角膜))) keratoconus
角膜中央部やや下方向が円錐状に前方に突出
原因:不明 アトピー性皮膚炎の合併多い
症状:多くは両眼性、思春期に発症(進行性)
角膜中央部が円錐状に突出し、視力低下
※円錐部周辺に褐色輪状色素沈着が線(((フライシャー輪)))
が見られる。
※進行すると、デスメ膜の破裂→急性水腫
治療:初期…ハードコンタクトレンズ装用で矯正視力up
進行…角膜移植
2-6. 角膜感染症
a)(((細菌性角膜潰瘍)))(細菌感染)
角膜上皮のキズから細菌やカビが侵入して感染し潰瘍を生じる。
治りにくく、治癒後も混濁や視力障害が残る場合が多い。
原因 黄色ぶどう球菌、肺炎レンサ球菌、緑膿菌などの細菌感染
→角膜外傷(鉄粉、稲穂)、ソフトコンタクトレンズ装用、ステロイド点眼など
症状 羞明、流涙、眼痛、眼窩腫脹、結膜の充血、浮腫、
※急激に進行する!!(((3~4)))日で角膜の大半を覆う。
※進行すると、実質に潰瘍形成→前房蓄膿→角膜穿孔
※匍行性角膜炎(わずかずつ斜面を下る)
治療 抗菌薬点眼、全身投与(続発虹彩炎に対して(((アトロピン)))点眼で消炎)
b)(((角膜真菌症)))(真菌感染)
真菌に汚染された植物片(棘)の刺傷や汚染コンタクトレンズの装着などによって感染、発症することが多い。最近では、副腎皮質ステロイド点眼剤が誘因となる場合が増えている。原因となる真菌は数十種類報告されている。
糸状菌…角膜外傷など
酵母菌…ステロイド使用やDMなどによる免疫抑制状態
症状 異物感・眼痛・流涙・眼輪腫脹・結膜&毛様充血
角膜混濁・潰瘍→前房蓄膿→穿孔→前眼球炎
※潜伏期は細菌感染より長く、経過も遷延性。難治性。
治療 抗菌約点眼・全身投与・(((アトロピン)))点眼
硫酸アトロピン=抗コリン剤(副交感神経遮断剤)
c)(((単純ヘルペス角膜炎)))(ウィルス感染)
別名角膜ヘルペス
(((単純ヘルペスウイルス)))による角膜感染症。通常は片眼性。再発性。難治のものが多い。
上気道感染やその他の発熱、紫外線刺激、生理、過労、ステロイドの長期投与などの誘因による単純ヘルペスウイルス(Ⅰ型に多い)の再活性化が原因
★上皮型ヘルペス
①:(((樹枝状角膜炎:再発性)))
・角膜上皮に樹枝状を呈する潰瘍。上皮型ヘルペスの代表例。
・潰瘍が(((フルオレセイン)))に染まって見られる。
・先端が棍棒状に膨らむ
・角膜知覚低下が特徴的
・進行すると実質の病変に移行
原因 単純ヘルペスウイルスによる感染
症状 異物感・羞明・流涙
治療 (((アシクロピル)))眼軟膏点眼 (((ステロイド)))点眼は禁忌!!
★実質型ヘルペス
②(((円板状角膜炎)))
実質型ヘルペスの代表例。円形の実質混濁をきたす。
原因:単純ヘルペスウイルス他、帯状ヘルペス、
水疱などのウイルス感染による
症状:異物感、羞明、流涙、
※樹状角膜炎に比べ、混濁による視力低下が激しい
治療:(((アシクロピル)))眼軟膏点眼、(((ステロイド)))点眼・内服、IDU点眼・軟膏
③(((壊死状角膜炎)))
実質型ヘルペスのもうひとつの代表例。
血管を伴う壊死病変が実質内に生じる。
治療:(((アシクロピル)))眼軟膏点眼、(((ステロイド)))点眼・内服、IDU点眼・軟膏
④(((角膜ぶどう膜炎)))
(((虹彩毛様体炎)))を併発。
症状 前房混濁、角膜後面沈着虹彩後癒着 →眼圧上昇
d)(((帯状ヘルペス角膜炎)))(ウィルス感染)
角膜炎の一種。水痘・帯状ヘルペスウイルスによる感染症。
目の付近や鼻などに水痘が出、症状が治まっても
目の周りに痛みを伴う後遺症が残ることがある。
原因 : 水痘・帯状ヘルペス感染による→初感染で水痘を発症、
再発で角膜炎発症
症状:皮膚病変(眼部帯状疱疹)→上皮欠損、実質性角膜炎
合併症:(((虹彩毛様体炎)))、(((前房蓄膿)))、(((角膜後面沈着物)))
(((続発緑内障)))、(((上強膜炎)))、(((視神経炎)))、(((外眼筋麻痺)))
治療:(((アシクロピル点眼)))、(((アトロピン点眼)))、(((ステロイド)))眼軟膏
e)(((アカントアメーバ角膜炎)))(原生動物)
原因:(((アカントアメーバ)))(原生動物)の角膜侵入、感染
ソフトコンタクトレンズ装用による感染が多い。
症状:痛痒感、上皮に偽樹枝状角膜炎・放射状角膜炎、実質に円盤状の浸潤
※角膜真菌症や単純ヘルペス角膜炎と間違える
治療:病巣掻爬(そうは:かきとること)、抗真菌薬の点眼、全身投与
2-6.角膜の腫瘍
輪部に発生する先天性良性腫瘍(((角膜輪部デルモイド)))
毛髪を有することもある
治療)角膜乱視による弱視…弱視治療
美容目的…表層角膜移植
※悪性化することはなく、治療は主に整容上行う。
※乱視の軽減のために手術が必要なこともある。
※角膜への浸潤度により、単純切除で良い場合と角膜移植が
必要な場合がある。
cf) (((ゴールデンハー症候群)))
頭蓋の非対称、特に片側の頬骨や下顎枝、
下顎頭の低異形成や眼球結膜の皮様嚢胞や眼の奇形に加え、
耳部の形態異常、難聴を呈する
(((角膜類皮嚢腫)))+ (((福耳))) +(((耳痩孔)))がみられる。
3.角膜移植
角膜が外傷や感染症、遺伝的疾患などにより透明性を失ったり、変成や変形により網膜に結像できなくなった場合に行われる。表層のみを交換する表層角膜移植手術と全体を入れ替える全層角膜移植手術がある。
対象疾患:(((水疱性角膜症)))、(((角膜白斑)))、(((円錐角膜)))、(((角膜変性)))、(((角膜ヘルペス)))、(((角膜潰瘍(穿孔))))など
4. 強膜の炎症
4-1.((( 上強膜炎)))
原因)不明・(((関節リウマチ)))、(((眼部帯状ヘルペス)))、梅毒などに合併
症状)羞明、流涙、(((結膜下=上強膜血管)))の充血、隆起
治療)(((ステロイド)))点眼→予後良好
4-2. 強膜炎症
原因)不明、(((関節リウマチ)))などに合併
症状)羞明、(((眼痛)))、(((視力障害)))、/毛陽充血
角膜炎や(((虹彩毛様体炎)))を伴う
治療)(((ステロイド)))点眼・全身投与→重篤・予後不良例あり
脳は左右の(((内頸)))動脈と(((椎骨)))動脈から血液を受ける。脳底で(((ウィリスの大脳動脈輪)))を形成する。頭蓋の外側は(((外頸)))動脈が栄養している。
- (((前大動脈輪)))
- (((前交通動脈)))
- (((眼動脈)))
- (((内頸動脈)))
- (((中大動脈)))
- (((交通動脈)))
- (((後大脳動脈)))
- (((上小脳動脈)))
- (((脳底動脈)))
- (((ウィリスの大動脈輪)))
- 嗅神経
鼻粘膜から(((篩板)))を通って、(((嗅球)))でニューロンを変え、嗅覚野に至る。<> - 視神経
視覚情報を脳に伝える神経。
(((視細胞)))→(((網膜神経節細胞)))→(((視神経)))→(((視交叉)))→(((視索)))→(((外側膝状体)))→(((視方線)))→(((後頭葉視覚野))) - 動眼神経
核は(((中脳)))の(((上丘)))の高さにある。
外眼筋と内眼筋を支配する運動神経- 上枝:(((上直筋)))、(((上眼瞼挙筋)))
- 下枝:(((内直筋)))、(((下直筋)))、(((下斜筋)))、(((瞳孔括約筋)))、(((毛様体筋)))
- ※障害されると、(((眼球運動障害)))、(((眼瞼下垂)))、(((散瞳)))が起こりうる。
- 上枝:(((上直筋)))、(((上眼瞼挙筋)))
- 滑車神経
核は(((下丘)))の高さにある。(((上斜筋)))を支配する。 - 三叉神経
最も太い神経で、(((顔面知覚)))と(((咀嚼)))を司る。- 第1枝:(((眼神経)))…眼球、前眼部、頭頂部の皮膚や鼻腔粘膜の知覚を司る。
- 第2枝:(((上顎神経)))…上顎部から頬部の皮膚、口蓋粘膜などの知覚
- 第3枝:(((下顎神経))…下顎から側頭部の皮膚。口腔の底部などの知覚。咀嚼筋を支配。
- 第1枝:(((眼神経)))…眼球、前眼部、頭頂部の皮膚や鼻腔粘膜の知覚を司る。
- 外転神経
(((橋)))から出て、(((海綿静脈洞)))、(((上眼窩裂)))を通り、眼窩外壁近くを前進して、外直筋を支配。走行が長いために、障害を受けやすい。 - 顔面神経
(((運動神経)))、(((知覚神経)))、(((自律神経)))として働く.- 運動神経…(((顔の表情筋)))を支配する
顔面神経麻痺→眼輪筋の麻痺→閉瞼不全→角膜上皮障害 - 中間神経→味覚神経…(((舌前2/3)))の味覚
→副交感神経線維…(((涙と唾液の分泌)))
- 運動神経…(((顔の表情筋)))を支配する
- 内耳神経
(((前庭神経)))…内耳と前庭と三半規管に分布する。
(((蝸牛神経)))…蝸牛に分布し、(((聴覚)))を伝える。 - 舌咽神経
(((舌後1/3)))の味覚と、咽頭の知覚と運動を伝える知覚神経
咽頭筋を支配する(((運動)))神経、唾液の分泌を支配する(((副交感神経線維)))も含む。 - 迷走神経
胸腹部臓器の働きを支配する。
唯一内臓まで走行。神経走行が長い。
(((運動)))、(((知覚)))、(((副交感繊維)))を含む。 - 副神経
(((胸鎖乳突)))筋と(((僧帽)))筋を支配する運動神経 - 舌下神経
舌の働きを支配する運動神経
- 副交感神経を含む脳神経には(((動眼)))神経、(((顔面)))神経、(((迷走)))神経、(((舌下)))神経がある。
- (((嗅神経)))
- (((視神経)))
- (((動眼神経)))
- (((滑車神経)))
- (((三叉神経)))
- (((外転神経)))
- (((顔面神経)))
- (((内耳神経)))
- (((舌咽神経)))
- (((迷走神経)))
- (((副神経)))
- (((舌下神経)))
- 脳神経は構造的に(((中枢神経)))と(((末梢神経)))に分類される。
- (((中枢神経)))は(((脳)))と(((脊髄)))に分類される
- a(((末梢神経)))は12対のb(((脳神経)))と31対のc(((脊髄神経)))に分類される。
- a(((末梢神経)))を機能的に分類すると、随意的に働くd(((体性神経)))と、不随意的に働
- e(((自律神経)))に分類される。
- d(((体性神経)))は、さらにf(((運動神経)))とg(((知覚神経)))に分類される。
- e(((自律神経)))は、さらに、(((交感神経)))と(((副交感神経)))に分類される。
- b(((脳神経)))…脳から出る末梢神経。主に顔の筋肉や感覚器に分類。
- c(((脊髄神経)))…脊髄から出る末梢神経
- d(((体性神経)))…身体の感覚情報を脳に伝え、意志による運動を支配する神経=随意神経
- e(((自律神経)))…意志に関係なく働き、内臓や血管を支配する神経=不随意神経
- 間脳、a(((視床)))とb(((視床下部)))に分かれ、e(((下垂体)))がぶら下がっている。
- a(((視床)))は(((体温調整)))や(((痛覚)))を司る。
- b(((視床下部)))は(((自律神経の最高中枢)))である。
- e(((下垂体)))はホルモンの支配者である。この部分が腫れると、視交叉が障害され、(((視野障害)))が起こる。
- 脳幹は(((大脳半球)))と(((脊髄)))の間に存在する。
- 脳幹はa(((中脳)))、b(((橋)))、c(((延髄)))からなる。
- 運動に関係する(((赤核)))と(((黒質)))がある。
- a(((中脳)))とc(((延髄)))のにかけて、神経細胞と神経繊維が網状に結合した(((網様体)))があり、筋の運動に関係する。
- 脳幹の働きは(((呼吸)))、(((体温)))、(((心拍)))など基本的生命活動の中枢である。
- 小脳の重さは、男性が(((135)))g、女性が(((125)))gである。
- 小脳は(((脳幹(橋と延髄))))の背側に乗っており、(((小脳テント)))で大脳と区分されている。
- 小脳の働きは(((運動の調整)))と(((身体の平衡感覚)))である。
- 大脳が運動を制御し、小脳が調整。小脳が障害されると、腕が震える、歩行時の身体傾斜、眼振などが起こる。
- 脳はa(((脳)))とb(((脳幹)))からなる
- a(((脳)))は(((大脳)))、(((中脳)))、(((小脳)))からなる。
- 大脳の重さは、男性が(((1350)))g、女性が(((1250)))gである。
- 大脳は(((溝)))によって区分される。
- a)(((大脳縦裂)))…右脳と左脳を区分
- b)(((中心溝)))…前頭葉と後頭葉を区分
- c)(((頭頂後頭葉)))…頭頂葉と側頭葉を区分
- d)(((外側溝)))…側頭葉を区分
- a)(((大脳縦裂)))…右脳と左脳を区分
- 上側:a)(((大脳縦列)))により右脳と左脳に区分。
- 外側:(((前頭葉)))、(((頭頂葉)))、(((側頭葉)))、(((後頭葉)))
- 底面:(((橋)))、(((延髄)))
- 断面:(((大脳皮質(灰白質))))
- (((大脳皮質(灰白質))))…神経細胞の細胞体の集合。厚さ(((2~5)))mm
- (((辺縁系)))
- (((大脳髄質(白質))))…神経線維が走行
- (((脳梁)))…白質から成り、左右半球を連結
- (((大脳基底核)))…レンズ核、尾状核、扁桃体
- (((大脳髄質(白質))))…神経線維が走行
- (((大脳皮質(灰白質))))…神経細胞の細胞体の集合。厚さ(((2~5)))mm
- 働き:高度な知能活動から本能的活動まで様々である。
- 同側、上側網膜(((下方)))視野、中心部(((X,β,P系)))…LGN(((内)))側、(((3,5)))層→視方線(((側脳室外側)))→鳥距溝(((後極)))
- 同側、上側網膜(((下方)))視野、周辺部(((Y,α,M系)))…LGN(((内)))側、(((2)))層→視方線(((側脳室外側)))→鳥距溝(((前極上部)))
- 同側、下側網膜(((上方)))視野、中心部(((X,β,P系)))…LGN(((内)))側、(((3,5)))層、視方線(((側脳室下角)))→(((Meyer係蹄)))→鳥距溝(((後極)))
- 同側、下側網膜(((上方)))視野、周辺部(((Y,α,M系)))…LGN(((外)))側、(((2)))層→視方線(((側脳室下角)))→(((Meyer係蹄)))→鳥距溝(((前極下部)))
- 対側、上側網膜(((下方)))視野、中心部(((X,β,P系)))…LGN(((外)))側、(((4,6)))層→視方線(((側脳室外側)))→鳥距溝(((後極)))
- 対側、上側網膜(((下方)))視野、周辺部(((Y,α,M系)))…LGN(((外)))側、(((1)))層→視方線(((側脳室外側)))→鳥距溝(((後極)))
- 対側、下側網膜(((上方)))視野、中心部(((X,β,P系)))…LGN(((外)))側、(((4,6)))層→視方線(((側脳室下角)))→(((Meyer係蹄)))→鳥距溝(((後極)))
- 対側、下側網膜(((上方)))視野、周辺部(((Y,α,M系)))…LGN(((外)))側、(((1)))層、視方線(((側脳室下角)))→(((Meyer係蹄)))→鳥距溝(((前極下部)))
- 1つの外側膝状体には、(((同側:耳側)))網膜からのニューロンと、(((対側:鼻側)))網膜からのニューロンが入る。
- 外側膝状体は(((6)))層構造から成り、神経節細胞からのニューロンが入る。
- 同側網膜からのニューロンは(((2,3,5)))層に入る。
- 対側網膜からのニューロンは(((1,4,6)))層に入る。
- 上側網膜(((下方)))視野からのニューロンは外側膝上体の(((内)))側→(((視方線(側脳室外側))))→(((鳥距溝上部)))
- 下側網膜(((上方)))視野からのニューロンは外側膝上体の(((外側)))側→(((視方線(側脳室下角))))→(((Meyer係蹄)))→(((鳥距溝下部)))
- Y細胞(((α、M細胞経路)))からのニューロンは(((1,2)))層→(((鳥距溝後極部)))
- X細胞(((β、P細胞経路)))からのニューロンは(((3~6)))層→(((鳥距溝前極部)))
神経節細胞でのニューロンは3種類に区別される。
- (((X細胞))):別名(((β細胞)))・・・中間の大きさで伝導速度も中間的。網膜の(((中心部)))に位置する。(((形態覚)))、(((中心視力)))を司る。外側膝状体の(((3~6)))層に入る。この一連の経路を(((P細胞経路)))という。
- (((Y細胞))):別名(((α細胞)))・・・最も大きく、伝導速度早い。網膜の(((周辺部)))に位置する。(((動態覚)))、(((明るさ)))を司る。外側膝状体の(((1~2)))層に入る。この一連の経路を(((M細胞経路)))という。
- (((W細胞)))・・・最も小さく、伝導速度も遅い。網膜の(((中心部)))に位置する。(((対光反射)))を司る。外側膝状体に(((入らず)))、(((視蓋前域:pretectum)))から(((E-W核)))に至るもの(対光反射に関与)と(((上丘)))に至るものがある。
- 視覚情報は2系統に分かれて並列処理される。すなわち、精細な形態覚、静的立体視や色覚情報処理が行われるa.(((小細胞性視覚路:P細胞系視覚路:Parvocellular pathway)))、動きの立体視、フリッカーなどの感覚情報処理が行われるb.(((大細胞性視覚路:M細胞系視覚路:Magnocellular pathway)))である。
- a.(((小細胞性視覚路:P細胞系視覚路:Parvocellular pathway)))は(((網膜黄斑部)))に多く分布する(((β細胞)))から外側膝状体の(((parvocellular層)))でニューロンをかえ、後頭葉皮質第1次視覚野(V1)へ、さらに第2次視覚野(V2、V4と入力する。
- b.(((大細胞系:M細胞系視覚路:Magnocellular pathway)))は、(((網膜α細胞)))から外側膝状体の(((magnocellular)))層を経由し、後頭葉皮質第1次視覚野(V1)から、V2、V3、MT領へと入力する。
外界から眼に入ってくる視覚情報すなわち光刺激は、網膜の(((視細胞 photo receptor)))により電気信号に変換され、(((双極細胞 bipolar cell)))を経て、(((神経節細胞 ganglion cell)))に達する。ここまでの神経要素を(((第1ニューロン first neuron)))という。(((神経節細胞 ganglion cell)))から出た神経線維は、集まって(((視神経 optic nerve)))となり、(((視交叉 optic chiasm)))を経て(((視床)))の(((外側膝状体 lateral geniculate body)))に達する。ここまでの神経要素を(((第2ニューロン)))という。(((外側膝状体 lateral geniculate body)))を出た神経線維は、(((視放線 optic radiation)))となって大脳後葉皮質の視覚野(visual cortex)に達する。(((外側膝状体 lateral geniculate body)))からここまでの神経要素を(((第3ニューロン)))という。大脳後頭葉皮質を(((第1次視覚中枢 primary visual cortex)))という。
このように、網膜視細胞に与えられた刺激は、視神経を経て、大脳後頭葉に達して初めて視覚を生じる。この視覚伝導の経路を、(((視覚伝導路(視覚路):visual pathway)))といい、3つのニューロンが関与している。各部位での神経線維の配列は規則的で、網膜における1点は視覚中枢の1点と(((対応関係)))がある。(retinopopic representation)。
画像。上から(((神経節細胞)))、(((視細胞)))、(((視交叉)))、(((外側膝状体)))、(((後頭葉視覚中枢)))。
このように、網膜視細胞に与えられた刺激は、視神経を経て、大脳後頭葉に達して初めて視覚を生じる。この視覚伝導の経路を、(((視覚伝導路(視覚路):visual pathway)))といい、3つのニューロンが関与している。各部位での神経線維の配列は規則的で、網膜における1点は視覚中枢の1点と(((対応関係)))がある。(retinopopic representation)。
画像。上から(((神経節細胞)))、(((視細胞)))、(((視交叉)))、(((外側膝状体)))、(((後頭葉視覚中枢)))。
正しければ○、間違っているものには×をつけなさい。
1.視機能訓練士は名称独占である(((○)))
2.視能訓練士は医師の指示がなくても眼科検査をしてもよい。(((×)))
3.視能訓練士は服薬、点眼指導を行う。(((×)))
4.視能訓練士はインフォームドコンセントで疾患の説明を行う。(((×)))
5.視能訓練士がインフォームドコンセントで検査の目的、内容の説明を行う。(((○)))
6.視能訓練士は同意書を書くことができる。(((×)))
7.患者さんが良質な医療を公平に受ける権利を自由診療という。(((×)))
8.患者さんの権利はあるが義務はない。(((×)))
9.セカンドオピニオンとは治療の方法が2つあることである。(((×)))
10.視能訓練士は専門職業人である。(((○)))
1.視機能訓練士は名称独占である(((○)))
2.視能訓練士は医師の指示がなくても眼科検査をしてもよい。(((×)))
3.視能訓練士は服薬、点眼指導を行う。(((×)))
4.視能訓練士はインフォームドコンセントで疾患の説明を行う。(((×)))
5.視能訓練士がインフォームドコンセントで検査の目的、内容の説明を行う。(((○)))
6.視能訓練士は同意書を書くことができる。(((×)))
7.患者さんが良質な医療を公平に受ける権利を自由診療という。(((×)))
8.患者さんの権利はあるが義務はない。(((×)))
9.セカンドオピニオンとは治療の方法が2つあることである。(((×)))
10.視能訓練士は専門職業人である。(((○)))
外界から眼に入ってくる視覚情報すなわち光刺激は、網膜の(((視細胞 photo receptor)))により電気信号に変換され、(((双極細胞 bipolar cell)))を経て、(((神経節細胞 ganglion cell)))に達する。ここまでの神経要素を(((第1ニューロン first neuron)))という。(((神経節細胞 ganglion cell)))から出た神経線維は、集まって(((視神経 optic nerve)))となり、(((視交叉 optic chiasm)))を経て(((視床)))の(((外側膝状体 lateral geniculate body)))に達する。ここまでの神経要素を(((第2ニューロン)))という。(((外側膝状体 lateral geniculate body)))を出た神経線維は、(((視放線 optic radiation)))となって大脳後葉皮質の視覚野(visual cortex)に達する。(((外側膝状体 lateral geniculate body)))からここまでの神経要素を(((第3ニューロン)))という。大脳後頭葉皮質を(((第1次視覚中枢 primary visual cortex)))という。
このように、網膜視細胞に与えられた刺激は、視神経を経て、大脳後頭葉に達して初めて視覚を生じる。この視覚伝導の経路を、(((視覚伝導路(視覚路):visual pathway)))といい、3つのニューロンが関与している。各部位での神経線維の配列は規則的で、網膜における1点は視覚中枢の1点と(((対応関係)))がある。(retinopopic representation)。
画像。上から(((神経節細胞)))、(((視細胞)))、(((視交叉)))、(((外側膝状体)))、(((後頭葉視覚中枢)))。
このように、網膜視細胞に与えられた刺激は、視神経を経て、大脳後頭葉に達して初めて視覚を生じる。この視覚伝導の経路を、(((視覚伝導路(視覚路):visual pathway)))といい、3つのニューロンが関与している。各部位での神経線維の配列は規則的で、網膜における1点は視覚中枢の1点と(((対応関係)))がある。(retinopopic representation)。
画像。上から(((神経節細胞)))、(((視細胞)))、(((視交叉)))、(((外側膝状体)))、(((後頭葉視覚中枢)))。